司法書士試験合格に必要なこと 考察
まず、司法書士試験合格者の統計を見て行きましょう。
司法書士試験結果 | 出願者数(人) | 合格者数(人) | 合格率 |
平成18年度 | 31,878 | 914 | 2.9% |
平成17年度 | 31,061 | 883 | 2.8% |
平成16年度 | 29,958 | 865 | 2.9% |
平成15年度 | 28,454 | 790 | 2.8% |
平成14年度 | 25,416 | 701 | 2.8% |
平成13年度 | 23,190 | 623 | 2.7% |
平成12年度 | 22,715 | 605 | 2.7% |
平成11年度 | 21,839 | 577 | 2.6% |
平成10年度 | 21,475 | 567 | 2.6% |
平成09年度 | 21,158 | 539 | 2.6% |
※法務省参照
司法書士試験の合格率が大体3%程度であることが分かります。
次にこれを年齢別に区切ったデータですが
24歳以下 :14.4% 132人
25歳~29歳 :31.0% 285人
30代 :43.0% 396人
40代 :8.3% 76人
50歳以上 :3.3% 30人
※法務省「平成19年度司法書士試験の最終結果について(資料)」
より
※年齢は法務省発表「生年別合格者数」より2007年10月31日現在の推定年齢から算出。
上記のように20代、30代によって実に80%以上が占められており、20代が約50%を占めています。
この統計により、司法書士に合格する人は若い人が多いと言うことが分かります。
また、このような20代で短期合格する人たちの合格体験記などを読んで見ると分かるのですが、いわゆる一流大学出身の方が多いのです。
もちろん、そのような一流大学出身の方たちは頭もよいのでしょうが、私が思うに学生時代の受験勉強が大きく影響しているのです。
彼らは、それぞれ「合格するまでの流れ」を知っています。合格するためには、どのように準備が必要で、どのように勉強すれば合格できるということを大学受験までに自分で作り上げているから短期合格が可能なのです。
このことから、司法書士に短期合格をするためには、勉強の規則をつくることが近道であると考えます。合格を精神論、根性論でいうのはたやすいですがしっかりとした「合格するまでの流れ」を作っていくことが必要なのです。